協会概要

現在、住宅の新築は年間80万件以上というペースで続いており、多くのご家庭が新しい住まいで新生活を始めています。
しかし、その一方で、建築現場ではさまざまなトラブルが発生しており、中でも最も多く、かつ深刻な問題とされているのが「雨漏り」です。
どれだけ最新の技術や工法を取り入れても、雨漏りのリスクは完全にはなくならず、いまだに多くの現場で課題として残り続けています。

私たち一般社団法人 赤外線サーモグラフィ雨漏調査協会は、この雨漏りに関する根本的な原因を究明し、適切な対策を講じるための調査技術の普及、そしてその技術を担う専門調査技術者の育成を急務と考え、設立されました。

赤外線サーモグラフィカメラの正しい知識と操作方法、さらにルミナストレーサー（紫外線発光調査液）を活用することにより、水の浸入口と漏水箇所を紐づけし科学的に「見える化」する技術を体系化し、社会全体へ普及させていくことを目指しています。

私たちは、こうした活動を通じて、雨漏りによる住宅被害の根本原因を追究することにより、安心で快適な住環境の保全に貢献してまいります。